子供の問題行動の秘密教えます。〜今日もまた怒ってしまったあなたへ〜

イライラ




 

子どもの問題行動の原因を知っていますか?

 

突然ですが、育児をしているとイライラはつきものですよね。

本当は怒りたくないのに。子供が大好きなのに。もっと愛を伝えたいのに。

 

今日はそんなイライラしたあなたへ贈る、子供の問題行動の秘密を教えたいと思います。

 

子供と向き合っていると、自分自身の姿がそのまま子供に映っていると思う時があります。

時に笑い時に怒り時に涙する、良い時も悪い時も一緒に成長しているような感じです。

 

いつでもおだやかな気持ちで子供と関われたらいいんですが、ついつい怒ることが増え、一日中怒鳴り声をあげている日も・・・。

さてさて、今回は、子育てにつきもののイライラしてしまう、そんな時に役立つ考え方を紹介したいと思います。

 

 

「ストローク」 交流分析

心理学の交流分析には、「ストローク」という考え方があります。

この「ストローク」とは、対人関係の基本となる相手の存在を認める働きかけを意味します。

存在を認めてもらう、すなわち心の栄養とも言えるかもしれません。

心も食事が必要だということですね。

実は!!!

この「ストローク」(心の栄養)を求めながら人間は生きている!というのです。

 

「ストローク」には、大きく分けて3種類あります。

 

1つ目は、プラスのストローク

「ありがとう!」「たすかった!」「さすが!」

感謝されたり、褒められたり、、、など嬉しくなるような関わりです。

 

2つ目は、マイナスのストローク

「すぐに来てよ!」「そんなんじゃ日が暮れちゃうよ!」「のろま!」

叱責されたり、嫌味を言われたり、、、など嫌な気持ちになる関わりです。

 

3つ目は、ノーストローク

関わりが無い状態。

放置、関心を示さない、無視など。

 

この3つのストロークの中で、1番欲しいのはプラスのストローク!

でもそれがすぐに得られそうにない時には、問題行動を起こしてでもマイナスのストロークを得ようとするのです。

一番嫌なのはノーストローク。誰からも関わりがなく、自分の存在が認められない時が一番嫌なのですね。

 

このように、ストロークを求める存在である人間は、より質の高いストロークを求めようとするのです。

しかし、いつでもプラスのストロークが得られるわけではない。

時には、ノーストローク(関わりがない状態)が続くかもしれない。

そんな時は要注意!

マイナスのストロークでその穴を埋めようとするかもしれません。

 

「マイナスのストローク」の渦に巻き込まれない為に

 

では、どうすれば「マイナスのストローク」の渦に巻き込まれないようにするのか。

 

それは、「プラスのストローク」をこちらから先に出していく。

出したものが返ってくるのが、自然の法則。

 

こちらが、「プラスのストローク」を出せば、相手からも「プラスのストローク」が返ってくる。

単純だけど、これが真理です。

 

良い循環が巡り始めれば、自然と問題行動は治まっていきます。

 

しかし、この「プラスのストローク」を出すということが難しい!!

では、どうしたら「プラスのストローク」を出せるのでしょうか。

 

そのコツは、、、

当たり前に目を向ける。

良い面に焦点を当てる。

今できていることを認める。

 

相手に変わってもらおうとするのではなく、まずは自分の在り方を変えていく。

「マイナスのストローク」の渦に巻き込まれている時こそ、「プラスのストローク」を意識していく。

出したものが返ってくるのが真理。

まずは、私も日々実践してみます!

 

まとめ

  • 3つのストローク
  • 「プラスのストローク」「マイナスのストローク」「ノーストローク」
  • 一番嫌なのが「ノーストローク」
  • 「ノーストローク」が続くと問題行動「マイナスのストローク」で関わろうとする
  • 出したものが返ってくる
  • プラスのストロークを増やそう!

 

いかがでしたか?

交流分析の考え方は、子育てだけではなく人間関係全て当てはまります。

私もこの考え方を知ってから少し心が軽くなりました。

イライラした時には、一度距離をおいてその状況を見つめることも大切です。

また違う発見があるかもしれません。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

それでは、また。

いつも心に晴天を。







イライラ

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ABOUTこの記事をかいた人

臨床心理士・公認心理師のどちらも一発合格で取得。 心理系の勉強法を中心にお役立ち情報を発信。 父親との死別を経て臨床心理の道を志す。二児の子育て中。 臨床心理士として、親として、夫として、一人の人として、 もがきながら生きています!!