2018年9月9日に第1回公認心理師試験が実施されました。
すでに来年度に向けて試験対策を始めた方もいると思います。
公認心理師法が施行されたばかりなので、まだ過去問が少ないのが現状です。
そこで、参考になるのは臨床心理士試験の過去問です!
復習がてら過去問に挑戦してみましょう!!
臨床心理士資格試験問題集2 平成19年~平成22年
臨床心理士資格試験問題集 3: 平成23年~平成25年
臨床心理士資格試験問題集 4: 平成26年~平成28年
お疲れ様でした!信頼性の過去問のクイズ終了しました。
解答スコアは %%SCORE%% / %%TOTAL%% 問正解です。
%%RATING%%
信頼性
測定が安定性、一貫性、正確さを保っていることを意味する。ものさしに例えれば目盛りの正確さであり、同じものを測れば常に同じ測定値が求められるということ。
信頼性係数
検査の信頼性を表す指数で、0≦信頼係数≦1であり、次の式で求められる。
信頼性係数 = 真値の分散/測定値の分散
・・・測定値の分散に対する真値の分散の割合
=1-(誤差の分散/測定値の分散)・・・測定誤差を利用する方法
=(測定値と真値の間の相関)の2乗・・・相関係数を利用する方法”
再検査法
同じ個人や集団に対して、一定期間をおいて同一の検査を実施し、その相関を見るもの。検査の安定性が測定できる。再検査時には、1回目のテストの記憶の影響を受けるので、記憶のテストなどには向かない。
平行検査法
同一集団や個人に、互いに項目は異なるが内容は類似し、検査得点の平均・分散などが同程度の代替的な検査をほぼ同時に実施し、相関を見るもの。記憶の影響を受けないが、平行的な問題を作成することは困難で、コストもかかる。
折半法
1つの検査を2つに分割し、同一集団や個人に対し実施し、相関を見るもの。検査の内的整合性が測定できる。簡単だが、分類方法に注意が必要。
内的整合性
検査に含まれる項目全体が、同一の心理学的特性に対する測定を実現しているかどうかということ。Kuder-Richardsonの公式、Cronbachのα(クロンバックのアルファ)係数とも、一度の検査によって検査の内的整合性を測定する方法。
臨床心理士資格試験 過去問
H4-24 信頼性の程度を表示するには、相関係数を利用する方法と測定誤差を利用する方法がある。
H4-24 信頼性とは、その検査が測ろうとしているものをどの程度測定しているかを表す測度である。
H4-24 信頼性を推定する場合、Kuder-Richardsonの方法やα係数を用いることがある。
◯ Kuder-Richardsonの公式やα係数は1回の検査で信頼性係数を求める方法。
H4-24 折半法を用いて求めた信頼性係数派、検査で得られる結果の安定度を表している。
× 折半法によって求めた信頼性係数は、検査項目の内的整合性を表す。検査の安定度は再検査法によって知ることができる。
H5-42 測定の標準誤差を用いて信頼性を表すことができる。
◯ 測定値と真値との誤差から信頼性を求めることができる。
H5-42 Kuder-Richardsonの公式を使う場合は、検査を2回実施する必要がある。
H5-42 折半法は、質問紙法の信頼性測定には不向きである。
H5-42 再検査法による信頼性係数は、検査結果の安定性を表している。
H5-42 平行検査を用いる場合は、1週間の間隔を置く。